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コールセンター生活 25日目 雑な扱い

だんだん仕事にも慣れてきたら、今度は質疑担当や管理者たちの僕らに対する扱いが雑になってきた。

 

最初は質疑担当の人たちも僕らがサービス担当なのか、契約担当なのかすらわかっていなかったようで、質問したら契約の仕事をやらせてくることも多かった。

 

「それって、研修でまったく教えられたこともないし、まったくなにがなんだかわからないんだけどな・・・」

 

と思いながら言われるがまま端末を操作し、言われた通りに電話で案内してまったく身につかないことが多かった。

 

しかし、だんだんと質疑担当の人たちも誰が契約の新人で、誰がサービスの新人なのかを把握してきたようで、質問をすると「それは契約に転送して」の一言で済まされることも多くなってきた。

 

そもそも、ここのコールセンターは管理者や教育担当の人数に対して、新人の数が多すぎる。

 

一気に新人たちが受電し一斉に質問のために手を挙げるとまったく仕事が回らない。

 

しかも古株の人たちも質問する頻度は以前いたコールセンターより圧倒的に多い。

 

僕が以前いたコールセンターでは、古株の人たちは、一日のうちにSVに質問をすることなんかほとんどなく、すべて自分で処理できる人がほとんどだった。

 

こちらのコールセンターは入ってくる電話が基本的にイレギュラー案件なので、そもそもマニュアルに載っていないことも多く、コミュニケーターだけで判断できることが圧倒的に少ない。

 

なので、いちいち管理者の承認を得なくてはならなく、そのためSVや質疑担当者がおそろしく多い。

 

でも、それにも関わらず今回は新人も最初はトータル30人もいたわけなので、管理者の数がまったく足りていない。

 

なので、自然とやっかいな案件を抱えている契約のチームに管理者はかかりっきりになり、サービスのチームにはさっさと片付けたいという態度が目にみえてわかるようになってきた。

 

「サービスの仕事ってなんかすごくラクだよね。転送しかない。」

 

と河田さんに言ったことがある。すると

 

「そうね。でも短期ならいいんだけど、長期でやるってなったらやっぱり契約の仕事ができるようになった方が、この職場では居やすくなると思うよ」

 

と言われた。

 

確かにそうだな。

この時給の割に、仕事内容はラクだし、何もしていない時間は多いのだが、あまり仕事をしているという充実感はないし、人の役に立っているという感じもない。

 

今はかろうじて同期がいるので楽しくやれているが、これで同じ立場の同期がいなくなったら、忙しそうにしている契約チームの中でひとりポツンと暇そうに座っていなくてはならなくなる。

 

それは、逆につらいな。